それは、あの、長くて、にょろにょろした奴です。
名前も呼びたくないので、以下、アイツ、コイツ、ソイツと呼称します。
どのくらい嫌いかというと、森羅万象すべての中で一番です。
うちの動物図鑑は、不覚にもソイツが掲載されているページを開いてしまわないように、のりづけしてあります。
TVなどでアイツの動画や写真が出てくると目をそむけてしまい、カミさんが「もういいよ」というまで、目を上げられません。
ちなみに、うなぎやあなごは大好きです。
コイツをめぐっては、ちょっとだけスピリチュアルなエピソードがあります。
わたしが3歳のときに、父が他界しました。
お葬式の日に、当時住んでいた社宅のうちの倉庫あたりから、アイツがにょろにょろと現れたのです。しかも、その身体は真っ白でした。
実は、わたしの父はアイツ年生まれなので、父が姿を変えてお別れをいいにきたのでは、と母は思ったそうです。
ところが、真っ白いソイツはとても珍しいので、社宅の人たちが集まってきて、棒でつついたりして、最後には○○してしまいました。
弁財天などでは白いアイツは水神様のつかいとして祀られたりしていますが、さすがにお祀りするわけにもいかなので、下水溝に流してしまいました。
小さい子どもの頃の記憶なので夢かもしれないと思いましたが、母親も同じ思い出を語っていたので、ほんとうのことだったのです。
その出来事がどのように影響したかわかりませんが、それ以降、わたしはコイツのことが大嫌いになってしまいました。生理的に受けつけなくなってしまったのです。
あの真っ白なアイツを○○してしまってから、わたしとの縁が切れてしまったのかもしれません。
最後に、TVやYouTube業界の方たちへの提言ですが、アイツが画面に出てくる10秒前くらいから、「10秒後にアイツの画像が出てきますので、苦手な方は視聴を控えてください」というテロップを出してください。どうぞお願いします!