「文筆家になりたい」、「小説を出版したい」などと無謀な野望(韻を踏んでいる)をもっているわたしですが、当然編集や校正も自分でやらなければいけません。
Amazonで小説を出版するにあたり、校正をする上でわたしが参考にしたのは、「日本語の正しい表記と用語の辞典」(講談社)という本です。
この中でも、特に「児童書表記・校正規準」がすごく参考になりました。
児童図書の場合、作中で使用する「漢字範囲の目安」というのがあって、対象が「未就学児・小学校低学年・中学年・高学年・中学生」で目安が変わってきます。
例えば、小学校低学年の場合、使用する漢字の範囲は、「小学2年配当漢字内」となり、中学生の場合は、「制限なし」となります。
学校で習う漢字の範囲が異なりますので、あたりまえではあります。
また、むやみに漢字を使うと紙面が黒々として読みにくい印象を与えるので、ひらがな書きをバランスよく入れるように、という点も参考になりました。
ワープロ書きの欠点でもありますが、かな入力してもすぐに漢字変換をしてくれるので、どうしても漢字が増えがちです。
ぎゃくに、ひらがなばかりだといみがうまくつたわらなくなるので、やはりひとくふうがひつようです。
校正作業も、小説や文章を書いたあとの楽しみではあります。